新型コロナウイルスの影響で保育所などにも登園自粛が呼びかけられている中、各園は様々な工夫を凝らしている。
つるみ共育保育園(藤實智子園長)=鶴見中央=では、4月末から毎朝オンライン上での朝の会が行われている。
同園は、定員9人の小規模認可保育園。待機児童が多いとされる鶴見駅周辺で4月に開園したが、コロナウイルスの影響で辞退が相次ぎ、入園は4人にとどまった。現在は、日にもよるが平均して半分が登園している状況だという。
夢中になる時間
オンライン朝の会とは、登園を自粛している子ども達のために、WEB会議ツールのZOOMを使って行うもの。強制ではなく、参加したい時に参加することができる。
家で過ごし、親たちは子どもたちと向き合う時間が長くなる中、少しでも手が離れる時間を作れないかと企画。早起きをすれば1日のリズムを作りやすいと朝に設定した。
5月14日に行われた会では、4組の親子と保育士が参加。リズム遊びや、絵本の読み聞かせ、ダンスなど約15分間で行われた。園児らは終始、画面に集中している様子を見せ、保育士の呼びかけにも反応し、楽しんでいる様子だった。
参加者は「外に出れていないので、気分転換になる」「夫が参加するようになってから手遊び歌など覚えてくれて嬉しい」など、肯定的な声が多く聞かれた。
藤實園長は、「一方通行にならず、園児らの反応を見ながら保育が行える。家の様子も見ることができるので安心する」とし、「今後は在園児以外も参加できる会をつくるなど、コロナ禍でできることをしていきたい」と話した。
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