東日本大震災が発生した3月11日午後2時46分に、汽笛とともに東北に祈りをささげるイベントが横浜港で行われる。
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「とどけよう!3・11祈りの汽笛」と題した企画は、横浜災害ボランティアネットワーク会議「3・11祈りの汽笛実行委員会」が主催。震災発生の同時刻、山下公園にある氷川丸とマリーンシャトル、みなとみらいの帆船・日本丸の3船が汽笛を鳴らす。実行委員会は、黙とうの参加を呼びかける。
5年前に実施された企画の2回目。今年は県内の災害ボランティア団体などが協力する。
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横浜災害ボランティアネットワーク連絡会の河西英彦代表によると、震災以降、数えきれないほどのボランティアが現地を訪れ、今現在も支援は続いているという。
「先日の福島の地震や、一昨年に台風で甚大な被害の出た宮城県丸森町などにもボランティアに行った。あの時のつながりが生きている」と河西さん。陸前高田には、毎年祭りの手伝いに行く団体もあると明かす。
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そんなつながりも、コロナで昨年から途切れてしまっている。
河西さんは「原発事故のあった福島は帰宅困難区域の解消には至っていない。今なお道半ば。意識をしてもらうことが大事。それぞれの場所から祈りをささげてもらえれば」と話している。
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