神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2022年7月29日 エリアトップへ

6月28日付で、セレサ川崎農業協同組合の代表理事組合長に就任した 梶 稔さん 麻生区在住 66歳

公開:2022年7月29日

  • X
  • LINE
  • hatena

地元愛で農業けん引

 ○…意思決定機関「総代会」で正組合員5千人、従業員1千人を超える組織のトップに選任された。その場で熱く語ったのは「基本理念である『地域との共生』を全うすることが我々の存在意義だ」という原点回帰への思い。「農家との対話」に重きを置き、8月からは役員が率先して各戸を訪問。聞き取った情報を事業に反映させる策を講じるなど、早くもその手腕を発揮している。

 ○…農家の5代目として、現在の麻生区、禅寺丸柿が有名な地域で生まれ育った。「どんど焼きのやぐらを組むのは子どもたちの役割だった」。そんな古き良き昭和30年頃の暮らしぶりを後世に伝えようと、有志の一人として本の編集に携わった。「自分たちが当時を知る最後の世代だから」としみじみ語る。

 ○…軟式テニス部で汗を流したスポーツマン。「朝練のために中学校近くの親戚の家まで自転車で通っていた。もう時効だよね」と懐かしむ。大学卒業後は「自然の流れ」で農協へ。金融畑ひと筋に歩んできた。支えになったのは「ノウハウを一から十まで叩き込まれた」という、県内各地の若手代表のための「6カ月研修」。事業推進課長時代に貯金額を大きく増加させるなど頭角を現し、支店長、指導相談部長を経て役員に。営農経済事業担当常務や副組合長を歴任した。

 ○…ゴルフ同好会に所属。孫と一緒に畑仕事をする「じいじ」の一面も。「ほどよい運動が元気の源」と目を細める。消防団員として25年、現在は川崎フロンターレを応援する麻生区の組織を束ねるなど、地域への愛着は人一倍だ。農業を取り巻く環境は、高齢化など課題が多い。「持続可能な経営基盤の構築と都市農業の振興が不可欠。1期3年を全力で取り組む」と抱負を語った。

高津区版の人物風土記最新6

山田 洋志さん

データ分析で教育情報を透明化するITベンチャー「ガッコム」社長

山田 洋志さん

高津区在住 43歳

5月17日

高橋 宏和さん

川崎郷土・市民劇『百年への贈り物ー川崎市誕生ものがたりー』で主役を演じる

高橋 宏和さん

川崎市在住 52歳

5月10日

田邊 弘子さん

高津区健康づくりのつどいを主催する「元気な高津をつくる会」会長を務める

田邊 弘子さん

北見方在住 67歳

5月3日

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

遠藤 勝太郎さん

町会ぐるみで地域の活性化に尽力する

遠藤 勝太郎さん

子母口在住 78歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

川崎市出身 26歳

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook