町会ぐるみで地域の活性化に尽力する 遠藤 勝太郎さん 子母口在住 78歳
子母口の「屋台骨」支え続け
○…生まれも育ちも子母口。地域の活性化に尽力し続け、町会長を務める子母口北町会では住民参加型の防災訓練を企画するほか、美化活動にも早くから着手。ごみ集積場をカラス被害から守ろうと毎年10カ所ずつ、蓋つきの頑丈なボックスに刷新する取り組みは順調に進捗しているのだとか。「来年には(北町会の)ごみ集積場所がほぼ新しいものになると思いますよ」と笑顔で話す。
○…地元の子どもたちのことを考え「お祭り」のために奔走してきた一面も。かつて橘樹神社の例大祭は日程が決まっており、曜日に関係なく毎年10月8日の開催だったが、それを子どもたちが参加しやすいようにと日曜日への変更を神社関係者に働きかけ、実現させたことも。ここ数年はコロナ禍で思うように進めることが難しかったが、近隣町会とも協力して大きな祭りにしていきたいという夢は今だ健在。「子どもに私達が住む地域を『ふるさと』と感じてもらいたいからね」
○…子母口のみならず、その活動は区全域にも及んでいる様子。過去には10年以上にわたり高津区区民会議の委員長を務め、区民目線で課題解決への提言を行ってきた。こうした数々の活動が認められ先頃、市の自治功労賞を受賞した。「多くの方々の協力あってのもの。感謝しています」と、しみじみ話す。
○…「昔から住んでいる人や、新しく来られた人が、笑顔で仲良く暮らせて、災害が起きた時にはお互いが助け合う、そんな町にしたいんですよ」と理想を話す口調は真剣そのもの。子母口エリアの歴史と文化をこよく愛し、お囃子の伝承でも重責を担うなど、その活躍は枚挙に暇がないといった様子。地元の「語り部」として今後も着実に、周囲と共に歩みを進める日々が、続く―。
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4月18日