市政報告vol.89 使い勝手の悪い町内会・自治会活動応援補助金制度の改善を。事例集ができました。 川崎市議会議員 末永 直
昨年7月から町内会・自治会活動応援補助金制度ができました。しかしながら、区民の方より使い勝手が悪いとのご意見も寄せられました。そこで、如何に運用されてきたのか、9月22日の決算審査特別委員会の分科会(文教)で令和3年度の本補助金の使途について質問しました。
当該補助金が含まれる補助金の予算額は約5億円余。決算の支出済額は約3億円余。約2億余も不用額が発生しました。執行率59%足らずでした。
理由について、担当課長は「新型コロナウイルス感染症の影響により、町内会・自治会における行事等の中止など本格的な活動再開に至らなかったことや、町内会・自治会の規模が小さい場合の申請が少ないこと」と答弁しました。
本補助金制度の総括として、「制度を十分に御活用いただけなかったことは今後の課題と認識している」とのことで、また「今年度は、本補助制度を一層活用していただけるよう、区役所において説明会の開催や随時相談を実施するなど、より積極的なアプローチや丁寧な相談と申請手続等のフォローを行うとともに、好事例を共有できるよう好事例の取材等を行い、事例集の発行に向けて取り組む」とのことでした。
この答弁を受けて私は、より簡便な手続で申請できるようにすること、今後、町内会・自治体に綿密なヒアリング等行い、実態に見合う適切な予算額を計上すること等を要望しました。
また、今後の方針を市民文化局長に伺いました。
「今後、引き続き丁寧な相談や説明を行うとともに予算の在り方を含め、町内会・自治会の皆様からの御意見を伺いながら、必要に応じて見直しを行うなど、より良い制度となるよう取り組む」との答弁でした。
おかげさまで10月に活用事例集ができました。中原区では木月2丁目町会のプランター植替え活動や中丸子南町町内会の敬老祝いとして婦人部の手作り記念品でお祝い、宮内自治会の宮内歴史ガイド案内板の設置といった事例が紹介されています。個人名のクレジットカードで購入した場合も経費として認めてほしいとの要望もお伝えした結果、可能になりました。今後とも使い勝手の良い制度にするために取組みます。
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11月1日