祭壇前で追悼の言葉を述べる田中氏
昨年10月14日に亡くなった中原区選出の神奈川県議会議員・川本学さんを偲ぶ会が２月15日、ホテル精養軒で行われた。所属した自民党議員、ロータリークラブ、中原消防団、保護司会などの関係者ら約１３０人が出席し、県政発展と地域活動に尽力した故人を偲んだ。
献花台に祈りを捧げ、編集されたビデオ動画に目を向けた参加者。川崎市出身のバンドＳＨＩＳＨＡＭＯの曲「明日も」にのせ、議会や地域での取り組みの他、生前に病床で幼い次男を抱える父の姿も流れ、会場からすすり泣く声も聞かれた。
主催した後援会の伊藤稔会長は「昨年はこの時期に新春の集いをやっていたが、今も信じられない。これほど多くの人との関係を築けたのも川本のおかげ」とあいさつ。田中和徳衆議院議員は「どんな人にも愛をもって接することができた政治家」、元参議院議員の斎藤文夫氏は「（川本さんの故郷の）秋田での縁もあり、身内の一人だと思っていた。私の命を分けてあげたかった」、山際大志郎衆議院議員も「バランスが取れた政治家。遺志を継いでいきたい」と、それぞれ思い出とともに語った。川本さんの妻・智美さんは「主人との別れは家族にとってつらくて悲しいが、闘病中から励ましの声を多くいただいた。このご縁を大切に、残された家族で頑張っていきたい」と沈痛な思いを寄せた。
川本さんは２０１５年の統一地方選挙で初当選。以降、防災警察常任委員長や県議団副団長などを務めた。
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