交通不便の解消を目的に10月20日から26日までの7日間、住友常盤自治会(新谷亮介会長)で試験的に「乗合タクシー」の運行が実施された。
「鎌倉駅西口行」と市役所からの「住友常盤住宅地行」の2経路で、それぞれ通勤・通学時間帯を除いた5便を計画した。
利用するには、前日の午後10時までの予約制だったため、予約がなく運行しない便もあった。運賃は250円の設定。実施主体は同自治会で、市交通計画課および、市内2社のタクシー会社が協力した。
今回の社会実験を終え、同自治会の地域公共交通推進委員会メンバーは「乗車率など運行状況を見て、今後、運行に向けた課題を明確化させていきたい」と話していた。
高台に位置する住友常盤住宅地は、バスが運行する道路から2本の道路で通じており、いずれも勾配が急だ。そのため高齢者等にとって歩行が困難なケースもあり、以前から公共交通の運行が検討されてきた。
ミニバスの運行も検討されたが実現しておらず、今回の「乗合タクシー」の試行となった。
自治会によると、同住宅地には約210世帯が居住しており、その内、6割程度が60歳以上だという。
乗合タクシーについては、昨年8月から検討を始め、自治会メンバーの同意を得て今回の実験となった。
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