鎌倉版 掲載号:2014年5月30日号 エリアトップへ

国内外で活躍する鎌倉市出身のヴァイオリニスト 礒 絵里子さん 横須賀市在住

掲載号:2014年5月30日号

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理想の演奏を追い求めて

 ○…若手実力派ヴァイオリニストの一人として、ソロに室内楽、オーケストラとの共演にと年間数十本の演奏会をこなし、全国を飛び回っている。6月1日には、鎌倉芸術館専属の弦楽アンサンブル「鎌倉芸術館ゾリステン」の一員としてステージに立つ。「日本を代表する演奏家と共演できる機会。私自身いつも刺激をもらっています」と故郷での演奏を心待ちにする。

 ○…父の仕事の関係で3歳から8歳まで長野県で過ごした後、鎌倉へ。ヴァイオリンを始めたのは5歳の頃。「練習は嫌いだったのですが、その頃から『一生続けていくのだろうな』という予感のようなものがありました」。桐朋女子高等学校、桐朋学園大学を経て、ベルギーのブリュッセル王立音楽院に留学しイーゴリ・オイストラフ氏に師事した。師の薫陶と本場の空気に触れ「思っていることを表現する力が付いた」と数々のコンクールで入賞を果たした。また異国での経験は心身ともに逞しくしたそうで「舞台でも『何とかなる』と思えるような度胸がつきました」と笑う。

 ○…多忙ななかでも、小・中学校への訪問演奏などアウトリーチ活動も積極的に行っている。「目の前で演奏すると子どもたちは目を輝かせて聞いてくれる。『クラシック』と構えずに、まずは音楽に身を委ねてほしい。そして喜びや悲しみといった音楽がもたらす豊かな感情を味わってもらえたら」と、深遠なその魅力を分かりやすく伝える。

 ○…現在は横須賀市在住。海が間近にありシーカヤックを趣味とする夫の影響で、先日はSUP(スタンドアップパドルボード)を体験した。「すごく面白かった。今年はぜひチャレンジしたい」とアクティブな一面をのぞかせる。そうした姿勢は音楽へのアプローチも同じ。「理想とする演奏はまだまだ先にある。でもそこに少しでも近づくため、自分自身の可能性を広げていきたい」と、これからも挑戦を続けていく。

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