鎌倉版 掲載号:2015年7月17日号 エリアトップへ

会員制図書館「かまくら駅前蔵書室」の開設準備を進める 鈴木 章夫さん 平塚市在住 57歳

掲載号:2015年7月17日号

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「鎌倉好きがつながる場を」

 ○…「入会金」は鎌倉に関する書籍。鎌倉と本を愛する人たちが集い、つながる場所を作りたい―。鎌倉駅東口近くの雑居ビルに「かまくら駅前蔵書室」と名付けた会員制図書館の開設を目指している。「みんなで作って、みんなで成長し、新しい価値が生まれる。そんな拠点を目指したい」と意気込みを語る。

 ○…出身は横浜市。求人広告の代理店で20年以上、デザインやコピーを担当した。鎌倉との関わりは2010年、会社を辞めて仕事を探していた際に、鎌倉市が「みんなの鎌倉遠足」と題した着地型観光ツアーを企画していることを知る。事業を受託した旅行代理店に採用され、禅寺での早朝修行体験や鎌倉に本社を置く有名企業の訪問など、ユニークなツアーをいくつも立ち上げた。どれも盛況だったが、物足りなさも感じていたという。「せっかく鎌倉が好きな人たちが集まっているのにツアーは一度限り。この人たちがつながる場所があれば、もっと面白いことができるはず、と思い続けていた」。

 ○…その後、横浜市内のNPOでソーシャルビジネスにかかわり、東日本大震災の被災地支援も行った。「面白い物件があるんだけど」。知人に紹介されたのは今年春。「ビルの3階で8坪という狭さ。でもそれが魅力的に思えて『蔵書室』のアイデアがすぐに浮かんだ。自分がやってきたこと、人とのつながり、全てが結びついた気がした」と振り返る。資金調達にはクラウドファンディングも利用し、4カ月足らずで開設にこぎつけた。

 ○…30代で平塚市に移り住んだ。同市に本拠を置くサッカーチーム湘南ベルマーレのサポーターだが、8月1日のオープンに向けた準備が続き、しばらく観戦は難しそうだ。「会員や蔵書の確保などまだまだ課題はあるけれど、こういう場所を待っていた、という声も多い。手ごたえを感じています」。そういうと弾けるような笑顔をみせた。

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