鎌倉版 掲載号:2019年10月11日号 エリアトップへ

レシピ本大賞エッセイ賞を受賞した『料理が苦痛だ』の著者 本多 理恵子さん 雪ノ下在住 54歳

掲載号:2019年10月11日号

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料理の「苦痛」から救いたい

 ○…昨年11月に出版した『料理が苦痛だ』がこのほど、レシピ本大賞エッセイ賞を受賞した。「料理が嫌なら一旦やめてみよう」と投げかけ、「これなら作れる」レシピも紹介。「読者からは『救われた』『泣いた』とすごく長いメールや手紙がたくさん来ました。それだけ苦しんでいる人がいたということですよね」

 ○…群馬県出身。短大卒業後、就職先で出会った夫と結婚し、13年前に鎌倉へ転居。「実家が菓子店だったこともあり、息子に働く姿を見せたいという夢があった」と翌年「カフェリエッタ」を開店。集客のために始めたのが、生徒は「見るだけ」の料理教室だった。「実は私も料理は元々好きではなくて。家と教室で2回作るのは疲れるし、面倒と思う部分を省いたら好評だった」。10年で県内外から延べ1万2千人が訪れる人気教室に成長した。

 ○…一方で多忙を極め、体調が悪化。2年前、入院・手術を経験し、「前と同じ働き方じゃだめ」と教室の頻度を大幅に減らした。これまでを振り返る中で、多くの生徒が料理を「苦痛」に感じることを思い出し、それを救う考え方や経験を伝えようと自ら企画書を出版社に持ち込んだ。さらに大ヒットした1冊目に続き、8月末には続編となる『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ』を出版。「料理をやめると提案したけど、実際にはやめられない人もいる。解決策を届ける責任もある」

 ○…15年に鎌倉の女性事業者の団体「かまフル」をママ友らと立ち上げた。個人事業主同士だが「励まし合い、知恵をもらい合う同僚のような感じ。1人じゃない」と充実した表情を見せる。1人息子が米国に進学した寂しさを埋めるのは、ファンクラブに入っている嵐の「松潤」の姿。「元気をもらえる。仕事で共演できないかな」と笑った。

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