神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2023年9月15日 エリアトップへ

9月18日にイベントを主催する「鎌倉竹部」で代表を務める 樋口 純子さん 極楽寺在住 43歳

公開:2023年9月15日

  • X
  • LINE
  • hatena

楽しく、持続的に

 ○…市内極楽寺での竹林整備がきっかけで2年前に発足した「鎌倉竹部」の発起人で、代表を務める。天然資源である竹の利活用を、衣食住のさまざまな切り口から考え、形にしていく。現在は35人の部員が在籍し、月1回の定例会の他、竹を用いたワークショップやイベント、竹細工講座などを企画。「竹林整備だけに留まらず、竹の地産地消を促すことで団体の持続性を追求したい」

 ○…福岡県出身。大学卒業後は横浜の会社に勤務。竹とはもともと無縁の生活を送っていたが、7年前に転機が訪れた。娘が生まれ、自然豊かな暮らしを求めて鎌倉に移住。地域で何かしたいと思っていた矢先、自宅裏の竹林に目を付け、「放置すると倒竹やがけ崩れのリスクがある。伐採後の竹も活用できないか」。房総半島で竹を生かした活動をする団体を訪ね、鎌倉での活動を模索した。

 ○…「鎌倉竹部だけでは食べていけない」と、都内でのアパレル業と二足の草鞋を履く。今年から嘱託社員になったことで、鎌倉竹部の活動にも多くの時間を割けるようになった。仕事をしながら竹に関わる日々は、バランスが良くて心地よい。現在の目標は、竹に寄り添う暮らしを加速させること。「仕事として受ける機会が増えることで、趣味から生業へ変化させたい」

 ○…鎌倉竹部では、会社で得られない人間関係を築くことができ、部員を「友達や家族に近い存在」と語る。肩書きは代表だが、個々の持つスキルやネットワークを生かした組織づくりを心がける。マネジメントする上では、企業の立ち上げに関わる仕事に従事する夫の応援も心強い。「竹林は人の手を加えないと朽ちていく。楽しみながら地域に還元できる活動を続けたい」

鎌倉版の人物風土記最新6

みなみ なおこさん

資源リサイクルで藻場再生を目指す「鉄ブンプロジェクト」に取り組む

みなみ なおこさん

材木座在住 46歳

11月29日

杉野 正尭(たかあき)さん

パリ五輪の体操競技で金メダルを獲得した

杉野 正尭(たかあき)さん

市内在住 26歳

11月22日

岡 慎之助さん

パリ五輪の体操競技で金メダルを獲得した

岡 慎之助さん

市内在住 21歳

11月15日

木内 薫さん

11月24日の人生会議を主催する「ターミナルケアを考える会㏌鎌倉」代表の

木内 薫さん

藤沢市在住 55歳

11月8日

小泉 純一さん

2024年全国優良警察職員表彰を受けた

小泉 純一さん

大船警察署 58歳

11月1日

森 明子さん

湘南助産師会の会長を務める

森 明子さん

湘南鎌倉医療大学教授 66歳

10月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook