鎌倉青少年会館のリニューアル実行委員を務める 松原 駿吾さん 鎌倉学園高校 15歳
楽しい気持ち、街に還元
○…鎌倉青少年会館を「中高生のための第3の居場所」にしたいと、11月のリニューアルオープンに向けて活動する。現在の実行委員は10人に満たないが、会館の利用者の声も聞きつつ、アイデアを出し合う。「中高生は『難しい』年代。家にいづらい人、誰かと一緒に過ごしたい人も気軽に立ち寄れるような安心できる場所を目指したい」
○…座間市在住で、中学から鎌倉学園に通う。インターアクト部として、海岸清掃などの奉仕活動や学童保育の児童との交流企画などに取り組んできた。会館の実行委員会参加のきっかけも、部の顧問の呼びかけだった。当時は「会館がどんなところで、何をするかも詳しく知らない状態。あくまで部活動として参加するつもりだった」が、蓋を開けてみれば、活動が楽しく、個人的に実行委員となることに決めた。今では、広場整備の資金調達や会館のPRのため、表に出ることも増え、一層熱が入る。
○…会館の一番の課題は立地。駅から遠く、自動販売機はあるが近くにコンビニはない。数少ない飲食店に学生向けメニューの協力を募るなど、改善に頭をひねらせる。会館の周知と利用定着も大切だ。まずは、中高生バンドとダンスのコンテストで会館に足を運んでもらい、「自分たちの居場所」と認識してもらう予定だ。
○…1人で制作することも好きで、ストップモーション(コマ撮り)の動画は好評だった。「昭和」や「レトロ」にもハマっており、机には祖父にもらったカセットプレーヤーが。ビートルズのレコードも買ったが、まだプレーヤーはなく眺めるだけ。「Z世代で共感してくれる人はあまりいない」と笑うが、生まれ変わる青少年会館で同志に出会う日はそう遠くないかもしれない。
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