神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2024年5月24日 エリアトップへ

県大会優勝の鎌倉学園高校アメリカンフットボール部の監督を務める 小林 哲朗さん 横浜市在住 32歳

公開:2024年5月24日

  • X
  • LINE
  • hatena

自分たちで作り出す

 ○…神奈川県春季大会の準決勝で、鎌学アメフト部は全国優勝6回の実績を持つ法政二高と対戦。試合3日前の夜、腹部に激痛が走り病院へ駆け込むと、盲腸と診断された。「事実上の決勝戦」として挑む大事な一戦は、病室で過ごすことに。試合当日の朝、竹山正剛キャプテンが見舞いに訪れ、「やってきたことを信じなさい」と伝えると、「今日は負ける気がしません」と返ってきた。その言葉通りチームは勝利し、「死力を尽くして頑張ってくれた」と部員たちを労った。

 ○…鎌学高出身。中学まで野球をしていたが、違うことに挑戦したいと、アメフトを始めた。当時は専門の指導者が不在で、練習や試合戦略を組み立てるのは自分たち。「大変な分、やりがいと楽しさがあった」と振り返る。卒業後は、中央大と実業団で競技を続け、技術を磨く。戦略や状況判断が大事なアメフトで、鍵を握るのは「主体性」。日ごろ部員たちに伝え続けたことが、監督不在の準決勝で形になった。

 ○…中学教師の母親の影響で、社会科の教員免許を取得。1年間の非常勤講師を経て、翌年に神奈川県と母校の採用試験に合格した。「母校の教員は誰でもできることではない」と決意し、アメフト部の顧問にも就任。私生活では3年前に結婚し、今では1児の父。息子は乗り物好きで、「出かける時は駅まで引っ張られますよ」と微笑む。

 ○…鎌学の監督を務めて8年目。就任当時は「負けてもしょうがない」という雰囲気が漂い、勝ち方を知らなかった部員たち。技術と主体性のテコ入れで結果が出始め、「支えてくれた方、悔しい思いをしてきたOBの思いが一つになったかな」。創部58年目での初優勝をかみしめながら、先を見据える。

鎌倉版の人物風土記最新6

菅野 匠吾さん

学生団体「ニューコロンブス」の船長を務める

菅野 匠吾さん

西御門在住 20歳

6月14日

川又 聡さん

日本画家として鎌倉市観光協会の納涼うちわを描いた

川又 聡さん

二階堂在住 45歳

6月7日

山崎 奈々絵さん

YouTubeチャンネル「鎌倉のひとに学びつながる」を運営する

山崎 奈々絵さん

台在住 46歳

5月31日

小林 哲朗さん

県大会優勝の鎌倉学園高校アメリカンフットボール部の監督を務める

小林 哲朗さん

横浜市在住 32歳

5月24日

平野 理恵さん

ゴミフェス532(5/26・鎌倉駅周辺)をプロデュースする

平野 理恵さん

腰越在住 49歳

5月17日

森田 和夫さん

みらいふる鎌倉(鎌倉市老人クラブ連合会)の会長に就任した

森田 和夫さん

笛田在住 84歳

5月10日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年6月16日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook