神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2012年9月22日 エリアトップへ

南足柄生涯野球クラブの監督を務める 瀬戸 博さん 南足柄市在住 78歳

公開:2012年9月22日

  • X
  • LINE
  • hatena

”野球を楽しむ心”原動力に

 ○…岩手県で開催される「全日本選抜還暦野球大会」に神奈川県代表として出場する南足柄生涯野球クラブの監督を務める。「うちのメンバーには学生野球や社会人野球で活躍したような選手はいないが、野球が大好きな選手ばかり。過去に出場した全国レベルの大会で3位入賞したこともあるので、今回の大会も全員で力を合わせてベスト4入りを目標にがんばりたい」と、大会の目標を掲げた。

 ○…南足柄で酒屋も営む兼業農家の家に生まれる。子どもの頃から好きだった野球をするため、相洋高校で野球部に入部するが”学生の本分は勉強だ”と親に反対され、農家の仕事の手伝いをするために野球部を退部する。しかし、野球に対する思いは心にくすぶり続けて消えることはなかった。「やりたいことをあきらめたという思いが強かったのかもしれない」。高校卒業後に就職した富士フイルムで草野球チームに所属すると、それまでの思いが溢れるようにどんどん野球にのめり込んでいった。

 ○…年齢を重ねるにつれ、次第に若い選手達と体力差が出始めた40歳の頃、同年代のチームメイトや近隣チームの仲間たちと「楽しみながら野球をプレイできるチームを作ろう」と、南足柄生涯野球クラブを立ち上げた。県央野球愛好会や県還暦野球連盟のリーグ戦、寿野球大会(長野県)などに参加するようになり、気付けば足柄上地域1市5町から60人以上が参加する大所帯になっていた。週に2回の練習や年間約30試合をこなしていくうちに壮年世代の大会では県内で5本の指に入るほどの強豪クラブに成長した。

 ○…マージャンやパチンコなど若い頃は他にも趣味があったが、今でも続けているのは野球だけだ。今では自らの人生の軸と言っても過言ではない野球への思いは強い。「いくつになっても仲間たちと楽しんで野球ができる環境を残していきたい」とこれからも白球を追いかけ続ける。
 

足柄版の人物風土記最新6

山崎 美恵子さん

山北ジュニアコーラスの代表として子どもたちの指導にあたる

山崎 美恵子さん

山北町山北在住 67歳

5月18日

本間 裕章さん

松田町大名行列保存会の役員として積極的に地域文化の伝承に努める

本間 裕章さん

大井町上大井在住 68歳

5月11日

石井 彰次さん

山北高校野球部に復刻ユニを寄贈するOB会の会長を務める

石井 彰次さん

湯河原町在住 59歳

5月4日

井上 三史さん

創立30周年を迎える開成町パークゴルフ協会の会長を務める

井上 三史さん

開成町吉田島在住 72歳

4月27日

小島 賢次さん

6月に初の写真教室を開く南足柄市写真協会の会長を務める

小島 賢次さん

南足柄市和田河原在住 71歳

4月20日

遠藤 克也さん

松田警察署の署長に就任した

遠藤 克也さん

松田町在住 59歳

4月13日

あっとほーむデスク

  • 5月18日0:00更新

  • 5月11日0:00更新

  • 5月4日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook