大井町議会議長に再任された 石井 勲さん 大井町上大井在住 69歳
開かれた議会運営を
○…9月に行われた大井町議会議員選挙で4回目の当選を果たし、先ごろの臨時議会で大井町議会議長に選出された。「行政に対して地域住民の代表として主張することが議員の仕事。今回新たに議員になった新人の人達にも積極的に発言してもらいたい。議員の資質向上を図ると共に町民に開かれた町議会運営を進めていきたい」。引き続き任された議長の責務を前に襟を正す。
○…大井町で150年以上続く醤油の蔵元の長男として生まれる。小田原青年会議所、消防団長などを経験。「遠くで文句を言っているだけでは問題は一つも解決しない」と、地域の声を行政に届けることの大切さを感じ、57歳の時に大井町議選に立候補した。地元の支援も受け、初当選を果たすと、上大井地区の急傾斜地周辺の緊急搬送に必要な道路整備、(仮称)酒匂川2号橋に関わる都市計画やトーヨーボウル跡地問題などに力を入れてきた。
○…「地元の上大井から始まった大井町のひょうたん文化がもっと広がれば」と、始めたひょうたん栽培は、議員になりたての頃から今でも続けている趣味の一つだ。年中行事やお祭りの時などにひょうたん棚のある庭先で親族が40人以上集まってバーベキューなどをするのも毎年の楽しみだという。「家族の繋がりを大事にしたい。息子夫婦が連れてくる孫の顔を見るのも最近の楽しみになっています」と、目を細める。
○…大型商業施設の開業など、発展を続ける大井町。若い子育て世代も多く住む町の町議会議員として、取り組みたい課題は多いという。「これからの未来を担う子ども達に、他人のために助け合う精神を学んでもらいたい。感謝の心を持って他人に接することができるように、低学年のうちに教える必要がある。”人として生きていくための教育”に力を入れていきたい」。家庭・学校・地域で取り組む「人間教育」の重要性を議会で訴えていく。
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