神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2012年11月17日 エリアトップへ

ASHIGARAアートフェスティバル「2012あしがらアートの森」の代表 中野 裕一さん 南足柄市塚原在住 62歳

公開:2012年11月17日

  • X
  • LINE
  • hatena

子どもアートで地域おこし

 ○…閉校した旧北足柄中学校を子どもや親子のアート発表の場として活用する市民企画プロジェクト「あしがらアートの森」に取り組むメンバー代表。昨年度に実施した同様のイベントに引き続き全体の指揮を執る。前回のアンケート結果を参考に、今回は作品の募集エリアや年代、展示期間などを拡充し、ワークショップの数も倍増させた。「親子連れなど多くの人に来てもらい、様々なアートに親しんでもらいたい。この地域から元気を発信し、アートによる地域おこしにもつながれば」と意欲をみせた。

 〇…広島県出身。絵を描く事が好きで、中学校では美術部に所属。高校入試でつまづいた際、部の顧問でもあった担任から画業の道を示され、真剣に絵画に取り組むようになった。「切り替えの早い性格だから、すぐその気になっちゃった」と苦笑する。上京し、美大へ。卒業後は画家を目指し都内で活動していたが、結婚し子どもが産まれたことをきっかけに美術教師の道を選んだ。初赴任校はなんと北足柄中。「ちょうど体育館ができた年。まさか37年後にそこで美術イベントを開催することになるとは」と地域との縁をかみしめる。定年まで県西5校の教壇に立ち、昨年から再任用教員に。イベントではかつての教え子が掃除を手伝ってくれたり、子どもを連れて見に来ることもあるという。

 〇…子どもの美術作品で地域を盛り上げたいという思いから以前、一つの夢を抱いていた。「子ども美術館を建てたい」。惜しくも他県に先を越されてしまったが、そのくやしさが今回のイベント立案につながった。「後はこの思いを継いでくれる人が出てきてくれれば」と期待を寄せる。

 〇…月1回、妻と長野県へ出かけて、数日間「山小屋」に逗留するのが楽しみ。通称「山小屋」の図面は自身でひいた。「マキ割りや山菜取り等、自然の中でのんびりできるのがいい」。美術と子どもに熱い思いを抱くリーダーにも休息は必要だ。
 

足柄版の人物風土記最新6

柳瀬 敦さん

4月1日付で神奈川県県西地域県政総合センター所長に就任した

柳瀬 敦さん

茅ヶ崎市在住 59歳

5月25日

山崎 美恵子さん

山北ジュニアコーラスの代表として子どもたちの指導にあたる

山崎 美恵子さん

山北町山北在住 67歳

5月18日

本間 裕章さん

松田町大名行列保存会の役員として積極的に地域文化の伝承に努める

本間 裕章さん

大井町上大井在住 68歳

5月11日

石井 彰次さん

山北高校野球部に復刻ユニを寄贈するOB会の会長を務める

石井 彰次さん

湯河原町在住 59歳

5月4日

井上 三史さん

創立30周年を迎える開成町パークゴルフ協会の会長を務める

井上 三史さん

開成町吉田島在住 72歳

4月27日

小島 賢次さん

6月に初の写真教室を開く南足柄市写真協会の会長を務める

小島 賢次さん

南足柄市和田河原在住 71歳

4月20日

あっとほーむデスク

  • 5月25日0:00更新

  • 5月18日0:00更新

  • 5月11日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook