先月11日に発生した東日本大震災による被災地支援を日本酒を通じて行おうと、海老名市の蔵元・泉橋酒造(株)(橋場友一代表)ら県内の酒蔵や酒販店、飲食店が中心となり「日本酒義援金プロジェクト」を立ち上げた。
「ファイト!日本 飲むたびにわき出る元気を被災地へ」を合言葉に日本酒を通じて被災地の支援をしようと立ち上がった同プロジェクト。日本酒1升(1800ミリリットル)につき500円の義援金を設定し酒蔵、酒販店、飲食店、消費者が負担を分け合う仕組み。
プロジェクトを進めるに当たり、日本酒の啓発キャラクター「さかずきんちゃん」をイメージキャラクターに取り入れた参加証シールを蔵元が瓶に貼って出荷し、酒販店や飲食店は店頭でPR。飲食店で飲む場合は蔵元と販売店、飲食店が100円ずつ、消費者が1合(180ミリリットル)あたり20円を出し合うことで500円の義援金となる。1万5000本の販売、750万円の寄付を当面の目標にする。集まった義援金は「日本酒造組合中央会」などを通じ被災地へ送られる。
橋場さんと、同社と取引のある酒販店、飲食店らが「震災の影響で停滞した業界を活性化し、それによって自分たちにできる支援方法はないか」と話し合ったのがプロジェクト始動のきっかけ。個人より大きな組織のほうが信頼度や効果も大きいとの考えから橋場さんが所属する県内蔵元の組織「神奈川県青年醸友会」に話を持ち込み、賛同した同会の会員やその取引先らでプロジェクトチームが立ち上がった。橋場さんは「人とのつながりで細く長く支援していきたい」と話す。
プロジェクトへの賛同は全国に広がり現在約100の蔵元、酒販店、飲食店が参加。海老名市内では「マルイ海老名店」「国分寺そば」など、綾瀬市内では「大森酒店」が参加している。詳細はHP(http//www.fightnippon-sake.net/)。でも確認可。問合せは同プロジェクト事務局【電話】046(228)6194まで。
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