熱中症対策 「交番に氷袋あります」 県警管轄内では初の取り組み
海老名警察署(小平博署長)は熱中症患者への初期対応を目的に、6月末から市内5カ所の交番(海老名駅前、海西、国分寺台、有馬、かしわ台駅前)に氷袋を用意している。県内では初の取り組みとなる。
近年、猛暑の影響から熱中症と思われる市民や気分が悪くなった市民が交番に駆け込むケースが報告されている。
このような事態を受け同署では、救急隊が到着するまでの間、首筋や脇の下を冷やすなど、応急措置を施すことで重症化を防げればと、小分けにした氷袋が入ったクーラーボックスを5交番に配備した。
市消防本部によると記録的な猛暑となった一昨年は、7月20日以降に熱中症による搬送件数が急増。9月までの4カ月間でその数は70件に達した。
また、電力供給不足から「節電の夏」となった昨夏は、9月までに45件の搬送が報告されている。
今夏は7月17日現在、6件の熱中症患者搬送が報告されているが、5つの交番で氷袋が使用された事例は報告されていない。しかし、関東地方では17日に梅雨が明けたことから今後、熱中症患者が増加すると予想される。
氷袋の配備を起案した小平署長は「救助隊が到着するまでの間、具合が悪くなった方に対して署員が適切な初期対応を取ることで、市民の安全・安心を守っていきたい」と話している。
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