地震などによる大規模災害時の医療救護活動を想定した「トリアージ訓練」が、10月5日(日)に柏ケ谷の湘陽かしわ台病院を会場に実施される。市と医師会が主催し、昨年につづき2度目となる今回の訓練では行政と医師会、災害協力病院の連携や連絡方法の確立をテーマとしている。
トリアージは大事故や災害により多数の傷病者が同時に発生した際に、治療や搬送の優先順位を決める仕組みで、傷病者が緊急度や重要度に応じ4つに色分けされたカードタグで識別される。昨年の夏、京都の福知山で起きた花火大会爆発現場でも救急隊員らが被害者を識別したことで、話題となった。
行政と医療機関が連携した県内初のトリアージ訓練は昨年、医療関係者や周辺自治会会員など約400人が参加し市内で実施された。この時の訓練ではトリアージや応急処置には充分な対応ができたものの、セクション間での連携や連絡が不十分な状況が浮き彫りになったという。
この課題解消が今年のテーマ。マグニチュード8クラスの大規模地震が発生したことを想定し、多数の傷病者が搬送される現場を再現しながら、トリアージを行いタグの色により避難所や処置スペースへの誘導などをシミュレートし、今後の体制整備につなげていきたいとしている。
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