神奈川県は2月8日、相鉄線さがみ野駅南口の交番設置の設計費を盛り込んだ2017年度予算案を発表した。設置が決まれば地元住民らが30年近く要望してきた事案が一歩前進する。長田進治県議会議員によると、2019年度の開所を目指しているという。
海老名・綾瀬・座間が入り組み、住民人口数が多い「さがみ野エリア」。住宅密集地であり、空き巣などの犯罪が多かったことから、地元住民や諸団体から交番設置の要望が30年以上前から絶えずあがっている状況だった。
犯罪件数は2002年にピークを迎え、自主防犯団体の活動の機運が高まり、07年には「さがみ野安全安心ステーション」を市が設置。これにより、犯罪は減少傾向を見せてきた。
しかし、施設の主な業務は道案内や拾得物の相談、パトロールなどで警察業務は行えなかったこともあり、海老名警察署では地元の願いである交番設置を幾度となく県警察本部に要望してきた。
県内50カ所以上の新設要望がある中、来年度予算案にさがみ野駅交番設置に向けた設計予算が計上され、3月の県議会で審議されることになる。
東柏ケ谷連合自治会会長などを務め、交番設置に向けて動いてきた東柏ケ谷在住の高田恭宏さんは「長年にわたって住民が要望してきた交番設置が一つ進んで嬉しい。地域の安全安心のためにしっかりと取り組んでもらいたい」と話した。
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