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海老名・座間・綾瀬 トップニュース社会

公開日:2017.07.07

海老名市消防本部
巡回公用車にAED積載
県内初の試み

  • AEDが積載されている公用車と、それを示すマグネット

 市消防本部は7月1日から、市内を巡回する公用車に自動体外式除細動器(AED)の積載を開始した。これは、巡回中救急現場に遭遇した際に迅速な救命処置を行うことを目的としたもので、県内初の試みとなる。

 AEDは、痙攣により血液を流す機能を失った心臓に対し、電気ショックを与えることで正常なリズムに戻すための医療機器。倒れてから5分以内に機器を使用することが理想とされる。

 これまで市内では、公共施設や小中学校の屋内、消防車両などにAEDが設置されていたが、市民から「自治会など身近な場所にも置いてほしい」との声があったことを受け設置場所の見直しを実施。これにより、普段市内を巡回している地域づくり課など市4課の公用車12台にもAEDを積載することになった。

 その他、市内全小中学校の屋外と、さがみ野安全・安心ステーション、教育支援センター、歴史資料収蔵館の3公共施設にも新設され、設置される公共施設は64カ所86台に拡充された。

 市消防本部は「1人でも多くの方を救命できるよう確率を高めていきたい」と話している。

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