綾瀬市内の市民活動団体を支援する施設「市民活動センターあやせ」で寄付文化を育てようというプロジェクトが始動した。センターに用意されている貯金箱キットを市民に配布。市民はこの貯金箱にお金を貯め、自分が支援を希望する団体に寄付するという取組み。
「誰かのために何かしたい」「寄付先にきちんと届いているか不安」という募金者と「募金をお願いするには労力が要る」という団体の声から東京を拠点にするNPO「いのちのミュージアム」(鈴木共子代表)が発案した取り組みで、県を介し、この活動に賛同した綾瀬を含む県内5つの市民活動センターが「市民ファンドレイジングinかながわ」を設立。県内でのプロジェクトを始動させた。
貯金箱は厚紙製で、底部に「トラッキングナンバー」と寄付先を書く欄があり、電話やEメールなどで団体へ箱のナンバーを連絡することで、支援者から団体へ確実に届けられるシステム。寄付先が特に無い場合は同プロジェクトを始めた「市民ファンドレイジングinかながわ」に送られ、プロジェクトの運営などに利用される。
県内で配られる貯金箱は丹沢と湘南をイメージしたイラストが描かれ、組み立てると高さ8cm、幅8cm、奥行き5cmになる。100円玉で満たすと1箱で約4万円貯まるこの箱に、自宅などで貯金し、団体に送る仕組みで金額や募金先に制限はない。
今月5日には茅ヶ崎市のイベントで100枚が配布され、プロジェクトがスタート。綾瀬市でも同センターにキットが用意されているほか、今後はイベントでの配布や各団体が直接配布することで取り組みを広める方針。同センターに登録している団体については、センターが仲介し、募金箱を預かり団体への引渡し受け付けも行う。
貯金箱は3月26日(土)に綾瀬市文化会館で開かれる「市民活動フェスタ2011」でも配られる予定。展示ブースで一部団体の活動情報が発信されるほか、募金を求めている団体リストも配布される。市担当課は「これを機に地域で頑張っている市民活動団体のことも多くの方に知ってもらえれば」と話している。問合せは同センター【電話】0467(70)1232まで。
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