東京ドームで行われた「世界らん展日本大賞2012」の愛好家クラスのディスプレイ部門で中央農業高校(上治正美校長)が、奨励賞に選ばれた。同校が部門賞に選ばれるのは初。
同校が2009年から出展し続けている大会で、過去には部門賞に一歩届かない「トロフィー賞」に2度選ばれていた。
今大会では過去最大となる縦6m、横2mのスペースに、カトレアや胡蝶蘭、シンビジウムなど、色鮮やかに咲き誇った約100鉢の蘭に、観葉植物をあしらった作品を出品。大会テーマの「自然とあゆむ〜希望ある未来へ〜」に添い、若い仲間たちが競い合いながら成長していく様子を、若い木々と蘭の花を使い表現した。
中央には胡蝶蘭を使い「滝」を配置。一つ一つの花がきれいに見えるよう置き場所や角度、向きを何度も調節しながら仕上げた。
洋蘭の栽培期間は最低でも3〜5年かかる。同校が得意としている植物バイオテクノロジーを生かし、増殖したクローン株を育て株分けをし、さらに増殖を繰り返し、開花させた株を使用。蘭は環境の変化に弱く、デリケートなため、校内から会場までの搬入時には和紙を被せるなど、細心の注意を払った。
指導する高橋晋太郎教諭は「生徒たちが主体となって素晴らしい作品が出来上がったと思う。多くの方の協力いただき感謝したい」と話していた。
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