ザ・ウイングス海老名で23日、津久井在来大豆を使った料理ショーが開かれた。市内の飲食店や農家が集まり、「海老名産大豆」としてブランド化し、新たなビジネスチャンスを探る場となった。
使用された津久井在来種の大豆は、農家の減少や干ばつなどの影響により、一時は流通がほとんどなくなった。糖分が高く、甘いのが特徴で「まぼろしの大豆」と呼ばれている。
「海老名大豆」づくりは2010年に県から要請を受け、市内にある遊休農地や耕作放棄地の対策として、市農業委員会と市農業活性化事業組合が着手。収穫量も安定し今年は750kgの収穫を見込んでいる。
これまでは市民まつりなどのイベントで認知を広めてきたが、昨年12月、この活動を知った海老名商工会議所は商業と農業が手を結び、地産地消を目指していけないかと提案。農家との思惑が合致し、商業展開への検討が始まった。
その初イベントとして、この日は市内唯一の手づくり豆腐店「関豆腐店」が汲み豆腐を実演したほか、ザ・ウイングス海老名の日本料理長・齋藤浩氏による味噌料理など地大豆を使ったさまざまな料理の試食会が行われた。
参加者の一人は「普通の大豆よりも甘くておいしいが、普通の大豆よりも値段が高いので、どのように商品として使えるかを考えたい」と話していた。
同会議所は「秋には枝豆フェアや大豆コンテストなどを催していきたい。また使って頂ける飲食店には、のぼり旗を設置するなどして海老名産の地大豆ブランドを立ち上げていければ」と話していた。
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