海老名警察署 少年補導員 初の非行防止教室 「犯罪をしない」と皆で約束
「地域の少年は地域で育てる」を合言葉に、青少年の健全育成のために活動する「海老名警察署少年補導員」(森島清八会長)。警察ボランティアとして警察署長から委嘱された19人の補導員が現在、市内で地域に根差した活動を行っている。今回、海老名では初となる小学生を対象にした非行防止教室を門沢橋小学校で開催した。
警察補導員は少年非行・被害防止のため、街頭での補導活動をはじめ、今回のような非行防止のための地域社会への啓発活動を行うボランティア団体で現役のサラリーマンや教師のほか、元教師、主婦などさまざまな地域の人たちが職務を担っている。
海老名警察署少年補導員はこれまで主に駅前やゲームセンターなどを警察と協力して巡回し補導活動を行ってきた。しかし近年の万引きの低年齢化などの問題を受け、小学校低学年のうちに犯罪についてしっかり勉強してもらい、非行を未然に防ぐことを目的に、新たな試みとして補導員と海老名署が協力し非行防止教室を開催することになった。
初の試みとなったこの日は、門沢橋小学校の1・2・4年生を対象に教室を開催。紙芝居をスクリーンに映す形で行われ、補導員は登場人物に合わせてセリフをあてた。
万引きを題材に「やっていいこと、わるいこと」を一緒に考えるというストーリーで、「万引きは犯罪か」「万引きを誘われたらどうする」など子どもに問いかけながら進み、最後は「悪いことをしない強い心をもち、自分で考え、正しい行動をしよう」などの「大切な事」を約束した。
森島会長は「初めてのことで失敗もあったが、地域貢献になればうれしい。すでに多くの学校から依頼があるので、今後は市内全ての小学校で同様の教室を開催したい」と話した。
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