中新田に暮らす会社員・大島寛子さん(25)=人物風土記=が7月にブルガリアで行われた「世界テコンドー選手権大会」の女子1段「型」の部で準優勝した。
技の正確性やリズム、しなやかさなど、8つの評価項目でテコンドーの基礎となる型の完成度を競う部門には大島さんを含め、世界各国の代表選手32人が参加していた。
身長147cmと小柄なため、キレの良さやバランスに重きを置き、技術面を磨き上げ挑んだ自身初の世界舞台。4回戦を勝ち抜き、迎えた決勝戦では北朝鮮の選手と対戦し、「持ち味を出せた」と話すものの、世界タイトルには一歩届かず準優勝。表彰台で銀メダルを首から下げたが、「本当に悔しくて、笑顔になれなかった」と振り返る。
全治2カ月の大怪我
初の世界舞台を前にトラブルに見舞われていた。
2月に行われた「全日本テコンドー選手権大会」を2年連続で制し、日本代表選手として召集。世界大会を3カ月後に控えた4月末、代表の強化練習中に左ひざの靭帯を損傷し全治2カ月の大怪我を負った。
周囲からは「今回は見送った方が―」という声もあったが「私じゃなきゃ世界は獲れない」と自身を鼓舞。2週間後からトレーニングを再開した。
大会前には膝は回復したものの、渡欧直前に、再び左膝が大きく腫れあがるアクシデントが発生。「さすがに『やばい』と思いました」と不安を抱えながら鎮痛剤をバックに忍ばせ挑んだ大会では、トーナメントを勝ち進むにつれ、痛みが増し続けた。そんな中で手にした銀メダルにも「本当に悔しい。この言葉しか出ない」と話す。
まずは来年2月に開かれる全日本選手権を3年連続で制し、世界制覇を目指す。
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