市内中新田の小学生ドッジボールチーム「中新田ファイヤーズ」(棚橋亜紀監督)が7月5日、相模原市内で行われた「第25回全日本ドッジボール選手権」の県大会で優勝した。同大会での優勝は1999年にチームを創立して以来、初めてとなる。最高成績は2003年の準優勝。
全国でも活躍する強豪が揃う激戦区・神奈川。31チームが参戦し、栄冠を目指した。
ファイヤーズは、4チームで競った予選リーグを安定した守備力と落ち着いた攻撃で連勝し順当に駒を進めた。16チームが争う決勝トーナメントでも勢いは止まらず、初戦も危なげなく勝利した。
苦戦を強いられたのは準々決勝から。相手となる「デイリー相模原ボンバーズ」は全国優勝経験を持つ強豪。何度も対戦歴があり、お互いが手の内を知り尽くし、12年前の決勝で優勝を阻んだ相手でもある。
改めて気合いを入れチーム一丸となって挑むも相手の守備をなかなか崩せず、耐え凌ぐ厳しい試合展開に。しかし、試合後半に外野が攻撃を決めた瞬間から一気にたたみかけ、2人差で因縁の敵を打ち破いた。
続く相手も全国レベルで活躍する「バディー」。準決勝から3セットマッチが適用され、1セット目の序盤はリードしていたものの相手の勢いに呑まれサドンデスへ。追いつかれた悔しさから泣き崩れる選手もいた中、メンバーらが声を掛け合いながら試合を仕切り直し、小柄ながらも速さとコースを攻める特長を発揮。サドンデスをものにした勢いで2セット目は完勝し、ストレートで決勝へと辿り着いた。
決勝戦は相手のパワーアタッカーの攻撃を止め続け、自分達の持ち味を生かし力の差を見せつけ、圧倒的な試合展開で優勝した。
試合を終えて棚橋監督は「今年のチームは体格も小さく、パワーも無い。しかし、ドッジボールを愛する気持ちは一番持っているチーム。大会に出場してもなかなか結果を残せなかったので、今回の結果はとても嬉しい。全国も頑張ります」と振り返った。
主将を務める藤見玲央選手は「ファイヤーズも優勝候補と言われプレッシャーもありましたが優勝を果たせて嬉しい。全国大会でも魅せるドッジをしたいと思います」と喜びを語った。
各地区の優勝チームのみが集う全国大会は8月9日に静岡県で開催される。
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