県道町田厚木線沿いで発見した「(有)石室もやし店」と書かれた建物=写真左。「もやし店」という珍しい言葉が気になり訪れてみると、石室重一代表=人物風土記で紹介=が快くインタビューに応じてくれた。
同社は間もなく創業60周年を迎えようとしている「もやし店」。石室代表によると、当初、県内に30件ほどあった専門製造業社は、今では海老名、相模原、伊勢原、藤沢、山北に残る5社のみになってしまったという。1975年頃から八百屋や食堂など主だった取引先がスーパーマーケットや大手チェーン店の台頭で姿を消し始め、もやし店も激減していった。
実は食べてるかも!?
厳しい状況下で同社が生き残ってこられたのは、地域とともに歩んできたから。「学校給食」がその一つで、海老名をはじめ、座間、大和、綾瀬などへ現在も卸している。「提供し始めた時の小学生は、もう40歳を過ぎるかな」と石室代表。市内の学校給食で育った人にとって、実は「馴染み深いもやし」だった。
学校給食以外にも、中華料理店やラーメン屋、生活協同組合など以前からの取引先へも出荷している。家庭の食卓にも届けるため「海老名グリーンセンター」へも卸しているそうだ。
|
|
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
<PR>