中学硬式野球チーム「湘南ボーイズ」に所属する谷村然さん(杉久保北在住・大谷中3年)が、「全日本中学野球選手権大会」(ジャイアンツカップ)でエースピッチャーとして出場した。チームは4年ぶり2度目の優勝を果たし、日本一に大きく貢献した。
同大会は今年で10回目の節目を迎え、これまでの「リーグ代表制」から「地域代表制」に変わった。8月19日から首都圏8会場で行われた本選には、全国1537チームの中から25地区での予選を勝ち抜いた32チームが名を連ねた。
谷村さんは身長180cm、体重74kgと恵まれた体格を持ち、真っ直ぐ押し切る134Kmの速球が特長。所属する湘南ボーイズでは約170人の大所帯のチームの中で、エースピッチャーを務めている。
大会では、準決勝・決勝と先発を務め、相手バッターをことごとく抑えた。シーソゲームを繰り広げた準々決勝では最終回に逆転するというドラマチックな試合も経験した。
緊張感高まるマウンドでは、ベンチや応援席を見て、気持ちを落ち着かせてから1球1球入魂して投げたという。「試合に出られないメンバーがたくさんいる。仲間たちのために、とにかく結果にこだわり、投げ続けた」と大会を振り返る。
夢はプロ選手
小学生時代は、杉久保小を拠点に活動する「海老名イーグルス」に所属。当時から体は大きく、県大会で3位に入るなど活躍を見せていた。「ピッチャー次第で試合の展開は大きく変わる。しっかりしなければいけない」と当時から感じていたそうだ。
夢はもちろんプロ野球選手。「まずは高校で1年からメンバー入りができるように、今から準備をしていきたい」と話す。
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