海老名市消防本部の昨年1年間の救急出動件数(速報値)がこのほどまとまり、6983件と過去最多を更新したことが分かった。これに伴い搬送人員(同)も増加しているが、入院を必要としない軽症者数が搬送者の半数以上を占めていることから、消防本部は救急車の適正利用を呼び掛けている。
高齢化に伴い、全国的に増加傾向にある「救急出動件数」。海老名では2015年の6575件に対し、16年は408件増の6983件と過去最多の結果となった。
出動内容は「急病」「一般負傷」「交通事故」「その他」の4項目。昨年と比べ416件と大幅に増えた「急病」が最も多く、4558件と全体の65%を占めている。また、これ以外の「一般負傷」「交通事故」も昨年と比較すると増加傾向にある。
出動件数に対し、病院に搬送されたのは6580人。このうちの半数が高齢者で、3321人となっている。
市消防本部警防課は「高齢者の搬送に加え、扇町にマンションが建設されるなど海老名駅周辺の都市化の進展、高速道路への出動が増加の要因となった」と話している。
適正利用を呼び掛け
症状別にみると、入院を必要としない「軽症者」が3655人で、搬送人員の56%を占めている。これを受け消防本部では「大けがや心疾患など、緊急に救急車を必要とする方が遅延なく利用できるよう、救急車の適正利用を今後も呼び掛けていく」としている。
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