市内国分北の「(株)ハートフルタクシー」(飯田隆明代表取締役)と国分寺台の学童保育所「Anchor(アンカー)」が協定を結び、同保育所を利用する児童たち対象の送迎サービスを開始した。下校時の児童を保育所までタクシーで送迎するという試みは、市内では初となる。
アンカーは約40人の児童が通う学童保育所。これまでは主に近隣にある大谷小の児童が通所していた。
しかし、海老名駅西口の開発が進み子育て世代が増えたことで、少し離れた海老名小からの入所希望者が増加。長時間保育を求めるも他施設で断られたことなどが背景にあるが、同小から保育所まで子どもの足で徒歩30分ほどあるため、通所時の安全面が課題となっていた。
これを解決するため、アンカー側がハートフルタクシーに相談。子ども単独での送迎も行っている同社は「働くお母さんの支援をしたい」と快諾したという。
現在このサービスを利用しているのは、海老名小に通う児童4人。全国子育てタクシー協会主催の専門的な研修を受けた「キッズドライバー」が下校後に学校まで迎えに行き、同保育所でスタッフに引き渡す。送迎は基本的に女性ドライバー3人が交代で担当している。土日を除く平日に実施しており、送迎1回につき300円の負担となる。
利用している児童は「みんなで一緒に乗っていくから楽しい」とコメント。保護者は「これまでもファミリーサポートという送迎制度があったが1回につき千円かかった。費用面でも楽になったし、女性のドライバーさんだと安心できる」と話している。
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