鎌倉版 掲載号:2017年8月4日号
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神奈川県行政書士会鎌倉支部の支部長に就任した 田中 誠さん 長谷在住 51歳

「地域の期待に応えたい」

 ○…官公庁に提出する書類の作成や許認可手続きなど、幅広い業務を手がける「街の法律家」行政書士。鎌倉市、逗子市、葉山町で活動する約100人が所属する、神奈川県行政書士会鎌倉支部の支部長にこのほど就任した。会員向けの研修会のほか、市役所で月1回の無料相談会を開催している同団体。「会員一人ひとりのレベルアップはもちろん、他の士業とも連携し市民の要望にワンストップで対応できる体制を作りたい」と意気込む。

 ○…東京都内で生まれ、小学3年生から鎌倉で過ごした。大学卒業後は大手マンション会社に入社。数年後に独立し、都内で不動産会社を始めた。40代を前に「仕事の幅を広げたい」と取得したのが行政書士の資格。勉強してみると意外な発見があったという。「法律というと厳格なルールというイメージがあったが、あくまで問題を平和的に解決するための道具として設けられていることが分かり、目からウロコが落ちた気がした」と振り返る。

 ○…10年ほど前に鎌倉に居を構え、自宅を事務所として行政書士の仕事を始めた矢先にリーマンショックが発生。不動産の仕事が激減し「自然と行政書士に比重が移っていった」と苦笑する。現在は民事法務の案件を多く手がけており「同じ相談は二つと無いし、必ずそこに人と人のドラマがある。解決のために知恵を絞り、依頼者から感謝された時は、やりがいを感じますね」と目を細める。

 ○…大学時代は日本拳法部で汗を流し、現在も競技団体の事務局長を務める。公私ともに慌ただしい日々が続くなか、一番のリラックス法は「妻と2匹の愛犬と『4人で』散歩に出かけること」と穏やかな笑顔を見せる。「高齢化で相続や成年後見制度に関する相談が増えるなど、我々が必要とされる場面はますます多くなっている。活動を通じて地域での存在感を高め、市民の期待に応えていきたい」と力強く語った。

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