港北区社会福祉協議会の事務局長に就任した 池田 誠司さん 磯子区在住 50歳
”お互いさま”を醸成したい
○…これまで市社協や地域ケアプラザでの勤務が多く、約30年近いキャリアの中で区社協の事務局長職は初めてとなる。「港北区は人口が一番多く、面積も広い。不安もありますが、かつてここで働いた先輩・同僚から『港北は地域の活動も活発で良いよ』と聞いているので、大丈夫だろうと思っています」。静かな語り口からは、程よい緊張感とリラックスした雰囲気が同時に伝わってくる。
○…中学生のとき特別支援学級があり、障害者と接していたことが福祉に関心を持つ一つのきっかけに。大学では高齢者福祉を学び、指導を受けていた教授の勧めで老人ホームの介護ボランティアをしたことも後押し、1987年市社協に就職。金沢区の地域ケアプラザ勤務時代に印象に残る出来事があった。長男が喘息で入退院をくりかえしていたとき、同プラザの事業に参加していた知的障害者から「気にしないで休んでください」と声をかけられた。「一人で頑張らなくて良いんだと。本当に助けられました」と振り返る。
○…写真が趣味。高校時代から撮り続けており、プライベートでHPを立ち上げるほどの熱の入れ様だ。被写体は生き物や風景など様々。「ここから多大なエネルギーをもらっていますね」。先日開かれた高校の同窓会で当時の写真をフォトアルバムにし、配布したところ「みんな大喜びしてくれました」と目じりを下げる。
○…局長就任の直前は、市社協の経営改革室で、今後の社協の方向性を示す長期ビジョン作成の取りまとめをしてきた。その中で「果たすべき役割」として上げているのが、支援する人・される人の立場が固定しない”お互いさま”意識の醸成。「例えば障害者を支えることが、自分を支えることにもつながると思います。互いに気づきあって『ありがとう』と声を掛けてみる。そんな身近なことから、より良い福祉が始まる気がします」
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