4月1日付けで港北消防署長に就任した 武笠(むかさ) 基和さん 川崎市在住 55歳
今も変わらぬ「人のために」
○…33万を超える人口を抱える港北区の消防署長に就任したことで「住民からの消防への期待にどう応えるのかが課題。責任の重さを感じています」。穏やかな表情の中から、強い責任感が伝わってくる。その使命を守るために、地域や消防関係者がどのような要望を持っているのかを把握することに重きを置く考えだ。消防隊・消防団との連携強化も図り、地域の安全を守っていく。
○…父親も消防職員だった。子どもの頃、台風の接近や大火災が発生すると出掛けていく父親の背中を見ながら”大変そうだなあ”と、思っていた。大学卒業後は民間企業に就職し3年間営業職として勤務した。商品を提要することで喜ばれるのは「間接的なもの。徐々に直接人に喜ばれる職につきたい」と考えるようになり、消防職員への道へ進むことを決心した。「今考えると”人のためになりたい”という心の奥底にあった気持ちが大きくなっていった気がします。それは今も変わっていません」
○…「懐かしいですね」。消防訓練センターでの初任教育終了後の初配置先は港北消防署だった。警備課に半年席を置いたのち、綱島出張所に配属された。夜間に綱島東で発生した工場火災に出動したことは今でも鮮明に覚えている。休日には3年ほど前に始めた登山で息抜き。「家族との時間を大切にしたい」との思いが強く、夫婦で出かけることも少なくない。「会話をする機会にもなりますし、自分自身心のリフレッシュになっています」
○…東日本大震災では、活動拠点本部へ赴き、統括責任者補佐の立場として福島第一原発の消火活動に携わった経験を持つ。「港北区は津波の被害はないかもしれないが、住宅密集地域も多くみられることから火災延焼が考えられる。資機材の活用法など、どこまで準備ができるかがカギになると思う」と語る。先頭に立ち自助、共助の大切さをアピールしていく。
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