港北区版 掲載号:2015年1月29日号 エリアトップへ

港北区災害ボランティア連絡会長として啓発活動を行う 井上 礼子さん 仲手原在住 76歳

掲載号:2015年1月29日号

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築いた関係で「いざ」に備える

 ○…多くの市民が災害ボランティアとして参加した阪神・淡路大震災が起きた1995年を「ボランティア元年」と呼ぶ。それを受け98年に設立された港北区災害ボランティア連絡会は、区内で災害が起きた際に、ボランティアセンターを立ち上げ、集まった人を支援が必要な場所へ振り分ける役割を担う他、発生に備え啓発活動に取り組む。「大震災20年を迎え、改めて『私たちにできること』を考えていきたい」と話す。

 〇…同会発足に携わった、区ボランティア連絡会の副会長を務めていたことから参加。「阪神・淡路の報道を見て、災害時に困っている人のためにもボランティアの必要性を強く感じました」。立ち上げ当初は、「区民に浸透するのか」「行政から予算は下りるのか」など見通しが立たず、不安も大きかった。特に印象に残っているのは東日本大震災。現地に何度も赴き、僧侶が海に向かって読経する姿に心が痛んだ。「災害はいつ起こるかわからない。『いざという時』に備えて準備しておくことが大事」と心に決めた。

 〇…青少年指導員や仲手原自治会長などさまざまな地域活動にも貢献。子どもの頃から「お節介焼きだった」と振り返る。高校卒業後、義父の跡を継ぎ、接骨院の院長に。「色んな世代の患者の悩みを聞く仕事。今の活動の土台になっています」。20年以上前に美容師の勧めで始めたという赤く染めた髪は交友関係作りに役立つトレードマーク。「すぐに覚えてもらえます。チャラチャラしていると勘違いされることも」と笑う。

 〇…昨年12月、区役所と区社協の3者間で、大規模災害時の迅速な対応を目的とした「港北区災害ボランティアセンター設置・運営に関する協定」を締結した。「会としての夢が実現した」と喜ぶ。定期的に避難訓練等を行い、2月8日には災害ボランティアセミナーも開催する。築き上げたネットワークを生かし、災害時のための備えを続けていく。

※礼「れい」は(ころもへん)と豊

 

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