神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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港北区版 公開:2015年12月10日 エリアトップへ

師岡コミュニティハウス文化祭で行われた第1回川柳コンテストで優勝した 中山 笑子(えみこ)さん 師岡町在住 77歳

公開:2015年12月10日

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縁の下から支える地域

 ○…「えっ、恥ずかしい」。受賞を耳にした瞬間を振り返る。応募のきっかけは、コンテストをコミュニティハウスと共同企画した師岡連合町内会長を務める夫の「書いておいてくれ」の一声だった。自分に詠めるか戸惑いもあったというが、持ち前のプラス思考と好奇心が背中を後押しし、日常生活や愛してやまない孫との触れ合いなどを題材に10数句を応募した。受賞作品は『イケメンの 初恋の人 今波平』。同窓会での実体験を書き綴った。

 ○…生まれは福井県福井市。捕鯨船に乗っていた父と母のもとで活発に育った。「父の明るい性格と、人付き合いの好きな母の遺伝子を受け継いだのでは」と、自己を分析。高校卒業後は洋裁の専門学校に3年通い基礎を学んだ。その後、就職はせずに23歳の時に結婚。これを機に区内に移り住んでいる。見知らぬ土地横浜に多少不安はあったが「横浜港に下船した父に会えたことが嬉しかった」と笑顔を見せる。

 ○…自宅では20年以上パッチワーク教室を開いている。学校で学んだ基礎を生かし、産まれた2人の娘の服を作って着せたことが始まりだった。「誰かに何かをしてあげたいという気持ちが強いのよ」とニッコリ。試行錯誤を重ね、娘の結婚式ではウェディングドレスを仕立てたほか、数年前には親子での作品展も開催している。「学校は”それなりに”だったけれど、今思えば合っていたと思う」

 ○…夫の定年退職後に地域活動をサポートする日々が始まった。「陰ながら」と話すが、これも「何かしてあげたい」という気持ちから。「元気なうちはお手伝いをしたい」と話す一方で、これまでの経験を次世代に伝えることの重要性を胸に秘めている。共働き夫婦が増える中、「町内会に入りづらいのではないか」と、疑問を投げかける。「来年以降もコンテストには応募していきたい」。縁の下から地域を支える活動に終わりはない。

妙蓮寺

家族葬から社葬まで。緑に包まれた静かな境内には、3つの斎場を備えております。

https://myorenji.jp

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