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港北区版 公開:2016年11月10日 エリアトップへ

フラワーアレンジメントの「ジャパンカップ2017」神奈川大会で優勝した 小泉 吉寿さん 日吉本町在住 37歳

公開:2016年11月10日

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看板背負って全国へ

 ○…全国の花屋が飾りつけの技術を競い合う国内最大のフラワーアレンジメントコンテスト「ジャパンカップ」。先月末みなとみらいで開かれた神奈川大会で優勝し、見事全国大会進出が決まった。持ち込みの作品と、当日その場で制作した作品の2段階で採点。優勝を狙うベテラン8人が挑んだ中、全国大会へ進む切符を獲得し「ただただホッとしています」と微笑む。

 ○…大会で他の参加者を引き離したのが即興制作だった。ブリキに茎切りしないススキとコスモスを加え、生き生きと伸びる秋の草花をイメージさせる作品を創り上げた。「考えるのはしんどいけど、できてくるにつれて感情が高まるのが楽しくてクセになる」。来年で創業70周年を迎える「白楽花園」の取締役の顔を持ち、7店舗の経営を担う。その合間に数多くのコンテストに挑戦しているため、仕事後の夜11時から構想を練り始めることも。店の知名度向上を目指し、コンテストで実績を残すことに注力しているのだという。「出場回数は日本一と言っても過言じゃない」と笑う。

 ○…休日は妻と2歳の子どもへ家族サービス。「歩き始めたばかりで、あちこち歩き回るから大変」と思わず目尻が下がる。そんな息子は家の中に飾られた花で、花屋さんごっこ。父親の背中を見て育っている息子には「選択肢は花屋に限らず、プロのスポーツ選手とかを目指して欲しいなぁ」と冗談めかして話す。そんな中、2人目の誕生も目前に控えており、充実した日々が続いている。

 ○…来年4月の全国大会に向け、現在戦略を練っているところ。過去7回ほどエントリーしたうち、全国5位になったのが最高記録。悔しい思いを糧に、今大会は日本一を目指す。日常生活で目にしたものからアイデアを探り続け、「突飛過ぎず、でも今までに見たことがない作品を常に追い求めていたい」。これからも店の看板を背負って花々と向き合っていく。

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