県政報告185 「高齢ドライバー」を考える 県議会議員 はかりや珠江
登校する小学生の色とりどりの傘が、梅雨空に明るさを添えてくれる季節。港北区内では子どもたちの登下校の安全のために、地域の有志の方々が「見守り活動」に取組んで下さり、交通事故防止にもつながっています。
しかし昨今高齢ドライバーによる交通事故が後を絶たず、大きな問題となっています。
*高齢者の事故の状況
昨年、県内で発生した高齢ドライバーによる事故件数は5千5百件を超え、7割以上が車両相互の事故。原因は安全不確認や運転操作の誤りです。事故を起こした年齢層を見ると、発生件数では65歳〜69歳、死亡事故件数では、70〜74歳が最も多くなっています。
一方で65歳以上の運転免許自主返納数は、29年中で約3万人、65歳以上の免許保有者数の3%程度です。
通院や買物等、車がなければ日常生活に大きな支障が出るケースも多く、家にこもりがちになるなど精神面のマイナスも。返納を進めるには、運転をやめた高齢者を社会全体で支える手立てを考えていかねばなりません。
*認知機能検査に加えて
昨年3月施行された改正道路交通法では、従来75歳以上の高齢ドライバーの免許更新時に実施していた「認知機能検査」に加え、認知機能が低下した場合に起こりやすい違反(信号無視等18項目)があった場合に「臨時認知機能検査」実施を義務づけました。認知機能低下の早期発見や、事故防止の狙いもあります。
しかし、これらの検査で「問題なし」であっても、自分自身で視力や反射神経等の衰えを感じたり、周囲の人から運転に不安があると指摘されたら、「自主返納」の考え時かもしれません。運転を継続する場合でも、荒天時や夜間は運転しないなどマイルールを決め、周囲に宣言するのも一案。
県警では高齢ドライバーやご家族を対象に「高齢ドライバー運転適性相談」も実施しています。
*免許返納で特典!
免許の自主返納は、住所地の警察署や二俣川の免許センターで手続き可能。返納5年以内の申請で「運転経歴証明書」(金融機関の本人確認書類としても有効)が交付されます。また左のマークが貼ってある「神奈川県高齢者運転免許自主返納サポート協議会」加盟の施設や店舗では、「運転経歴証明書」を提示すると各種割引やサービスが受けられます。自主返納に関する情報や加盟店は、県警HP「交通安全」→「交通事故防止」→「高齢者の事故防止」の参照を。
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