運営に携わる団体が「第25回防災まちづくり大賞」の総務大臣賞を受賞した 秋本 健一さん 大倉山在住 76歳
家族のような地域社会に
○…全国の優れた防災活動を表彰する「防災まちづくり大賞」。太尾小学校を拠点に、地域一帯と連携した取組みが受賞の鍵。「地域の皆さまが力を合わせてくださったおかげ」と感謝を込める。同校の授業参観を活用する防災訓練は、例年約2000人が集う。2008年から開催する「太尾小学校ふるさとまつり」も、児童はじめPTA、地域団体、行政が参加する一大行事。絆づくりの基盤になっている。「学校を中心に、毎年地道に続けてきた訓練やまつりが地域のつながりを深めた」
○…横浜市内などで中学校の教員を務めた。県が海外教員の募集をかけていたことを機に、一時ペルーの日本人学校へ。小中一貫で50人ほどの小さな学校では「児童、教員、保護者がまるで一つの大きな家族のように仲良く、協力しあっていた」。現地の防災訓練も忘れられない。「テロリストが襲撃してきた想定の避難訓練は、皆本番さながら全力で逃げる」。日本で教員をしていたときの形骸化された訓練との違いを感じた。その経験は今も防災訓練をする上での礎。
○…生まれも育ちも大倉山。子どもの頃の遊び場は大倉山公園や鶴見川が定番だった。現在は妻、娘夫婦、孫3人とにぎやかな日々を過ごす。最近は趣味で畑を借り、タマネギやジャガイモなどを育てる。「これからは夏野菜を育てるのが楽しみ」
○…住民一人ひとりが「自分の身は自分で守る」意識を持つ町を目指す。その上で「隣近所で助け合える意識も持てたら」と語る。昨年はコロナ禍で中止となったが、11回を数える「ふるさとまつり」でできた地域の絆は強固。「行事を続ければ、顔がつながる。いざというときに協力できる関係になれば」
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