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港北区版 公開:2021年10月21日 エリアトップへ

横浜文化賞を受賞した書家 齋藤 香坡さん 綱島東在住 84歳

公開:2021年10月21日

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書には、人生が表れる

 ○…市内で活躍する芸術等の文化発展の功労者の市最高顕彰、横浜文化賞を受賞。日本の書壇を代表する書家の一人で、これまで国内を始め、中国、韓国、台湾等で個展を開催してきた。今年国立新美術館で行われた「日本の書200人選」では、代表書家21人に県内で唯一選抜された。今回の受賞は「全く予想していなかったので驚いたよ」と飾り気のない言葉で喜びを語る。

 ○…書との出合いは高校生の時。親から「字がうまくなるよう、書道部に」と促され入部。せめて一度は表彰されたいと励み、高校2年で実現した。3年では、東京都美術館での大日本書芸院展にアルバイトの資金を注ぎ込み、屏風作品を出品し、高校生の部の最高賞である文部大臣賞に。1000人を越す応募者から選ばれ、このとき「この道に進もう」と心に決めたという。

 ○…鎌倉市出身。幼少期は、近所でも知られたいたずら坊主だった。有名寺院の池の鯉を友人と釣ろうとしたなどエピソードは枚挙に暇がない。大学卒業後は会社勤めと書道という2足の草鞋ながら、意欲的に作品を世に送り出し、書壇のホープとして数々の賞を受賞した。38歳で師から独立し、國藝書道院を設立。支部は全国にあり、今も後進を指導する。

 ○…会社を辞めるか悩んでいた時「まだ辞めないの?」と背中を押した妻と今も2人暮らし。介護や家事も担うが「結局自分の健康のためになる」という柔軟さは作品にも表れる。自由闊達な作風で知られ、尊敬する元鎌倉市長で仏画家の小島寅雄氏から、中国の「書画一体」を学び、現在の表現を得た。発想の源は、趣味の盆栽や植木などさまざま。「書にはその人の生き方が表れる。今も芸道半ば。可能な限り書いていきたい」

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