県政報告 76 節電アクションで危機管理を 県議会議員民主党・かながわクラブはかりや珠江(たまえ)
改選後初となる県議会第2回定例会が、5月19日から始まりました。
初日は、黒岩新知事の「議会デビュー」とあっていつもはまばらな県政記者席もほぼ満員。知事は所信表明で「日本復活のモデルを神奈川で示したい。それこそが知事としての使命だ」と決意を語りました。また「脱原発」を宣言し、太陽光発電をスピーディーに普及させていく考えも示しました。
また早急に対応が必要な地震防災や電力対策などに重点をおいた補正予算も提案されました。
*震災対策に特別委員会
東日本大震災から2ヶ月以上がたちました。被災地では瓦礫の撤去作業や仮設住宅建設などが進められています。しかし原子力発電所の重大事故による被害は極めて大きく、工程表は示されたものの、不安を抱く声も上がっています。
神奈川でも液状化による建物被害や、足柄茶から暫定基準値を超えるセシウムが検出されるなど、各方面への影響が心配です。
県民の皆さんの安全・安心を守り、神奈川の産業の低迷を招かないようにするためにも、防災対策の早急な見直しが必要です。そこで県議会では例年設置される四つの特別委員会に加え新たに「震災対策調査特別委員会」を設置することとしました。通常の特別委員会開催日を待たずに早期にスタートさせ、積極的・機動的に調査を行う方針です。
私はこの特別委員会の副委員長を務めることになりましたので、災害対策の一層の強化にむけ、充実した調査・審議ができるよう力を尽くして参ります。
*大規模停電を避けるために
震災発生後、電力不足による計画停電が実施され、さまざまなマイナス影響が出ました。電気のありがたみを痛感すると同時に、電気に頼りすぎた暮らしぶりを見直す機会になったのではないでしょうか。
夏はクーラーの利用などで電力消費が増える時期ですが、今回の節電は「省エネ」と言うよりも「危機管理」。首都圏で突然の大規模停電が起こるのを避けるために、どうしても取組む必要があるのです。大規模停電は、想像もつかないほど深刻な被害と社会の混乱を招きます。家庭での節電は15%カットが目標。特に電力消費のピークとなる午後1時から3時の利用は注意が必要です。すでに取組みを始めている方も多いとは思いますが、徹底した節電にご協力下さい。
*節電アクション家庭から
家庭の電力消費の約7割は、エアコン・冷蔵庫・照明器具・テレビなどが占めていると言われています。何気なく使っているものも少しの工夫で消費電力を減らすことができます。
*防災対策に関するご意見を募集しています。
【FAX】045・210・8911
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