県政報告 86 安全・安心を実現しいのち輝く神奈川に 県議会議員民主党・かながわクラブ はかりや珠江(たまえ)
新しい年の始まりをいつにも増して「ありがたい」という想いで迎えられた方も多いのではないでしょうか。
お正月行事は、無事に年を越せた感謝と、新年に幸せを授けて下さる「年神様(としがみさま)」をお迎えするためのもの。一月を「睦月(むつき)」と呼ぶのは、「家族が仲良く集う月」という意味です。
私たちの近くにあるたくさんの「絆」。当たり前と思わず、大切にしていきたいですね。
*地震対策の見直し
東日本大震災で被災された方々は、厳しい環境下での生活を余儀なくされていると思います。改めて心からお見舞いを申し上げます。
国が復興への取組みや防災基本計画の修正を迅速に行うことは当然ですが、神奈川でも今回の震災で様々な課題が明らかになったため、地震防災対策の見直しを進めています。津波や液状化現象、帰宅困難者の発生、災害廃棄物や放射性物質の影響など、現行の対策では不十分な点や新たな課題の洗い出しを行い、対策強化に取組んでいます。昨年12月には「神奈川地域防災計画」「石油コンビナート等防災計画」の修正素案を公表して、県民の皆さんから意見募集を実施。議会の議論も踏まえ、4月に新計画が決定される予定です。
*いのちを守る「自助」「共助」
地震や津波などをなくすことはできません。しかし「災害」は、日頃の取り組みで小さくできます。東日本大震災でも「地域の絆」や「日頃の訓練」により、被害を最小限に食い止めた事例があります。
港北区では北綱島小学校が、地域・学校・家庭の連携による「防災教育」を推進しており、きめ細かな「学校・家庭防災マニュアル」を作成、地域一体で防災力の向上に努めています。「減災」には、地域の実情に合った対策や訓練が必要です。
また企業は従業員の命を守り、事業を継続する準備をしておかなければなりません。しかし県下の中小企業では、事業継続計画を作成している率が6%弱とわずかです。神奈川は地震の切迫性が高い地域。県は防災力向上にむけ一層努力をしますので、是非皆様も家庭や職場での取組みにご協力をお願いします。
昨年4月にスタートした「黒岩県政」。県政運営の設計図ともいえる総合計画「かながわグランドデザイン」の素案が示されました。 現在の総合計画は平成19年に策定されました。将来予測に大きな変化はないものの、東日本大震災や原発事故により、エネルギー政策や大規模災害対策などについては見直しが必要です。基本構想は「いのち輝くマグネット神奈川」の実現を理念とし、
●行ってみたい、住んでみたい、人を引きつける魅力あふれる神奈川
●いのちが輝き、誰もが元気で長生きできる神奈川
●県民総力戦で創る神奈川
の3つを神奈川の将来像としています。
しかし実現のための重点政策は、取り組みの成果を評価する数値目標に、指標としていかがかと思われるものもあります。
グランドデザインの素案は、1月16日まで県民の皆様の意見募集中です(県HPを)。
*24年度の予算は
黒岩知事が編成する初の予算案。23年度は前年が黒字決算だったこともあり、ある程度の財源が確保できました。しかし24年度は税収の落ち込みが予想される上、介護・医療関係費、公債費(借金を返済する費用)の増加など、マイナス要因ばかり。900億円余りの財源不足見込です。引き続き「選択と集中」で、メリハリをつけなければなりません。効果的に使われるよう、チェックします。
*伝統文化の振興を
お正月でも「はねつき」や「たこあげ」を見かけなくなりました。
神奈川は進取の気風あふれる土地柄。県も国際社会で活躍できる人材育成に力を入れています。また外国籍県民も多数居住していますので、異なる文化の人が共生できる社会つくりも大切です。
一方、日本の伝統文化は学校で学ぶ機会も少なく、部活動や「お稽古ごと」に頼るのみ。日本の伝統文化は、舞台芸術から伝統工芸、生活文化や娯楽まで様々。「武道」や「茶道」のように、技術の習得と同時に礼儀や人間性を磨くことも重視しています。世界に誇る民族衣装「きもの」は海外でも人気です。私は、特に若者や子どもたちに、伝統文化に親しむ機会を作る必要があると感じています。
今年も広報・広聴活動の一環として、県政の課題を取り上げます。ご意見・ご要望を。
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