港北スポーツセンター所長に就任した 堀川 忠雄さん 金沢区在住 49歳
一つひとつの声をアイデアに
○…「地域に親しまれるセンターを目指したいですね」。今月、港北区のスポーツ拠点となっているセンター所長に就いた。これまで港北とのつながりがなく、どんな街なのか探る毎日を送っている。「30、40歳代の若い方が多い、活気あふれる街という印象があります。区の考えを理解し、私たちのスポーツ事業とどう結びつけていくか考えていきたい」
○…昨年度まで、生まれ育った金沢区のスポーツセンターで所長を務めていた。センターに気軽に来館してもらうために、コミュニティカフェを設置するなど、利用者に喜んでもらうアイデアをいくつも生み出してきた。「金沢区でやっていたことを、そのままやればいいとは思いません。利用者の特性などを考え、その街に合ったものを考え出さなければ」と思案をめぐらせている。「横浜で港北区は一番人口が多い街。ニーズに応えられるかプレッシャーはもちろんありますよ」
○…スポーツに関われ、幅広い年代とふれあうことができるからと今の仕事を選んだ。小学校時代から現在も続けている野球に取り組んだことが、考え方の基盤になっている。「一つひとつのプレーの意味を考え、自分の体を動かし、最善策を導き出すことは、センターづくりにもつながります。そこにおもしろさがある」と話す。ただ打つだけでなく、バントなどの小技を駆使し、試合の流れを作る役割を担う2番打者を務めてきた経験が今に生きているという。
○…「スタッフには、利用者の方に気軽に声をかけてもらえるようになってもらいたい」。人と人とのつながりを大切にしている。「障害をもった方と健常者が、共に運動を楽しめる場所づくりをしたいという思いもあります」。Jリーグチームなど、プロスポーツチームが多く点在する横浜・港北をスポーツ拠点として、盛り上げたいと考えている。「大好きな街を、大好きなスポーツで元気にしたい」
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