4月1日付で港北歯科医師会の会長に就任した 沖倉喜彰(よしあき)さん 日吉本町在住 54歳
縦ではなく横のつながり
○…「会員同士の親睦が薄れてきていると感じていました」。その危機感を脱却するために自ら手を挙げ、2月に行われた会長選挙にて第18代会長に選任された。「諸先輩や若い世代の意見も取り入れながら運営をしていきたい。一方で会の中で大半を占める私たちの世代がリーダーシップを発揮しないといけないという使命感もある。責任は感じつつ、まずは親睦を深めることに注力したい」と意気込みをみせる。
○…都内で耳鼻咽喉科を営む家庭に生まれ育った。幼少期から手先が器用で、「小学校にあがる前に振り子時計や古いミシンをドライバー一本で解体し、こっぴどく叱られたこともあった」と笑顔を見せる。父親はしつけに厳しく、医院の待合室の掃除は小学生時代の日課だった。高校生までは何となく医者にならなければと思っていたが、父親の勧めで歯科医師への道を目指すことになった。今では自身でも”天職”と思える。「父に感謝ですね」
○…32歳の時に日吉本町で『おきくら歯科医院』を開業。それ以来20年以上、「誠意と誠実」をモットーに地域医療に従事してきた。そのかたわら、プライベートの楽しみはたしなむていどのお酒と、5年ほど前から始めたウエイトリフティング。週2日はジムに通うほか、自宅にもベンチプレス用の用品が一式揃っている。「筋肉を鍛えることでアドレナリンや成長ホルモンが分泌されるのでリフレッシュできる」。さらに精神力を鍛えることにもつながっているという。
○…「食事をしっかりとそしゃくをすることで、全身の健康が保たれるということを皆さんに知って頂きたい」。治療を通して33万人を数える港北区民の健康を支える歯科医師としての責任感は強い。そのためには「縦割りの組織ではだめ。横のつながりを大切にしないと人間関係もなごやかにならないでしょ」と話す。新会長のかじ取りはスタートしたばかり。
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