神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2016年6月9日 エリアトップへ

アイリッシュハープ奏者・講師で、研究、製作も行う 寺本 圭佑さん 下田町在住 36歳

公開:2016年6月9日

  • LINE
  • hatena

古来の音色 多くの人に

 ○…アイルランドの国の紋章になっている楽器「アイリッシュハープ」。小さめの形態で軽く、繊細な音が特長だ。中でも現在ではあまり普及していない、金属弦が張られた古来のタイプを研究しつつ、演奏活動をしたり、ワークショップを開いて弾き方などを教えたりしている。さらには楽器の数が少ないため、自身で製作までしている。今まで作った数は50台以上。「1本の木から削って作っていきます。作り方の資料はなく、試行錯誤して見よう見まねで続けてきました」

 ○…京都に住んでいた中学生の時、街中でアイリッシュハープを弾く男性演奏者に出会ったことが始まり。「そのささやくような音色と見た目のカッコよさに一瞬にして引き込まれました」。その演奏者のもとで習い始め、練習時間を確保するために高校を中退してしまうほどのめり込んだ。さらに音楽学を学び、より知識を深めるため、明治学院大学芸術学科に進学。その中で夢中になって研究したのは古来金属製のアイリッシュハープ。19世紀に一旦消滅したこの楽器の音色や歴史に取りつかれていった。「演奏方法も独自に学びました。未知の部分を想像することが面白かった」と力を込める。

 ○…日本画家の妻と猫の「シナモン」との3人暮らし。お手製のアイリッシュハープには妻の絵が施されている。酒を飲むのが好きで、最近では日吉のアイリッシュパブでアイルランド音楽を聴きながら嗜む。自身のコンサートを開くこともあるといい「他に趣味はありません」と笑うほど公私ともにアイリッシュハープ漬けの日々だ。

 ○…ここまで真剣に取り組む理由は「いまだはっきりしていない用語や歴史を調べて多くの人に伝えたい」という思いから。そのため最近は指導することも重視しており、今後全国でワークショップを開いていく考え。「そしていつか家庭で普通に楽しめる楽器になって欲しい」と微笑む。

港北区版の人物風土記最新6

冨田 育子さん

4月1日付で港北図書館長に就任した

冨田 育子さん

鶴見区在住 57歳

4月25日

内田 大恵さん

横浜市港北区仏教会の会長として活動する

内田 大恵さん

日吉本町在住 56歳

4月18日

小谷田 作夫さん

八杉神社郷土史研究会の代表として八杉神社の歴史を紐解く

小谷田 作夫さん

大豆戸町在住 77歳

4月11日

池本 三郎さん

樹木医として、4月14日に県立青少年センターで行われる講演会に登壇する

池本 三郎さん

箕輪町在住 85歳

4月4日

RINAさん

歓成院観音会館で4月13日に「声明」とコラボしたジャズコンサートをひらく

RINAさん

埼玉県所沢市在住

3月28日

玉川 真さん

第3回港北消防フォトイベント「BAE1グランプリ」で最優秀賞を受賞した

玉川 真さん

仲手原在住 57歳

3月21日

PCジャングル本店だからできる

中古PC・モバイル商品・アウトレット家電のLIVE配信4月25日19時スタート

https://tigmedia.jp/live/watch?id=90a8e585c52c02bab9a7&tatag=townnews

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

  • 支援員の謝金が倍に

    公明党市議団の要望がカタチに 市政報告

    支援員の謝金が倍に

    横浜市会議員 望月やすひろ

    4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月1日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook