県政報告194 適切な「アレルギー治療」のために 県議会議員 はかりや珠江
春になると気になるのが「花粉症」。今回は県のアレルギー対策について取り上げます。
*疾患対策
皆さんの中にも、食べ物でじんましんが出る、ホコリなどで喘息を起こすなど、アレルギーをお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。最近では、国民の2人に1人が、何らかのアレルギーを持っていると言われ、重症化すると生命に関わることもあります。
2016年に制定された「アレルギー疾患対策基本法」を受けて、県でも「アレルギー疾患対策推進計画」を策定しました。県民の皆さんがアレルギーの状態に応じた適切な治療が受けられるよう、3つの柱を立て、体制整備を進めています。
【1】生活環境の改善―アレルギー疾患の発症・重症化予防や症状の軽減
【2】医療提供体制の整備―適切な医療を受けられる体制の整備
【3】生活の向上―アレルギー疾患患者を支援するための環境づくり
*医療拠点
アレルギー疾患があると食事や日常生活に様々な制約が生じ、特にお子さんの場合は、給食などへの対応に苦慮されているケースもあります。
アレルギー疾患の患者さんやご家族が適切な治療を受け、安心して生活できるよう、県では「アレルギー疾患医療拠点病院」として、「県立こども医療センター」と「横浜市立みなと赤十字病院」を選定しました。
この二つの病院は、県内のアレルギー疾患の診療ネットワークの中心となり、地域の診療所や一般病院と連携し、診療、情報提供、人材育成、研究、学校等への助言などに取り組んでいきます。
いつもかかっている医療機関で、症状が安定しない場合や重症なケース、難治性疾患患者を拠点病院につなぎ、より専門的な治療が受けられることが期待されます。
県民の皆さんの健康を守る取り組みの充実に努めて参ります。
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