2019こうほく梅の写真コンテストで最優秀賞に選出された 中島 正守さん 大豆戸町在住 83歳
想い出の側にはカメラが
○…区内の「梅」をテーマにした「こうほく梅の写真コンテスト」。過去に入賞の経験はあったが、区制80周年の記念の回で初の最優秀賞に輝いた。「正直選ばれると思わなかった。びっくり」と謙遜するが、大倉山公園の一本の古木に力強く咲く梅の花を、見事にカメラに収めた。
○…二人の兄の存在がカメラとの出合いのきっかけ。時間があれば、借りたカメラを片手に撮影に明け暮れていたという。大人になってからも旅行や家族行事など、記念の時々には必ず写真を残してきた。当時はフィルムカメラだったため、海外旅行の際には、「トランクはフィルムケースでいっぱいだった」と苦笑い。2002年からは、菊名地区センターで活動する写真サークル「ミレニアムトロー会」に所属。毎月の勉強会や撮影会で、仲間たちと腕に磨きをかけている。
○…学生時代はカメラに興じる傍ら、スポーツマンでもあった。中学から始めたのはバスケットボール。高校ではキャプテンを務め、大学でも1年生から試合に出場した。その腕前は体育科の教員になってからも健在。国体の教員の部(現在は廃止)に出場し、優勝も経験した。現在も、テレビでプロの試合を見るなど競技への熱は冷めない。「もし若いころに戻れたら、マイケル・ジョーダンみたいなダンクシュートを決めたいな」
○…撮影だけでなく、カメラの収集にも熱中している。「これが最後と思って買っても、新型が出るとつい手が出てしまう」と、自宅の戸棚には自慢のコレクションが所狭しと並ぶ。写真撮影は、構図を決めるのが難しいが、だからこそ良いものが撮れた時の達成感が堪らない。「これからも、風景や花など、きれいなものをたくさん撮っていきたい」と笑顔を見せた。
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