よこはま緑の推進団体港北区連絡会の会長を務める 中村 文太郎さん 篠原在住 78歳
港北を緑あふれる街に
○…市内１０７３団体が加盟している「よこはま緑の推進団体」。港北区での加盟数は１１３団体と市内でトップの参加だ。今年から会長に就任し交流を深める中で「コミュニティが盛んだからね」と区内で活動が盛んな理由を話した。オープンガーデンの運営や花壇の手入れなど活動は多岐にわたる。「『港北区といえば緑のきれいな街』。そんな風に感じてもらえたら」と活動への思いを語る。
○…長崎県出身。「田舎だったから虫取りや魚釣りをして遊んでいたよ」と当時を懐かしんだ。体を動かすことが好きで、高校時代はバレーボール部に所属。「先輩も多くいたから」と大学進学を機に上京。新幹線はなく、煙を噴く急行列車に25時間揺られ移動。自身が長男だったこともあり「両親はどんな気持ちだったかな」と思いを馳せた。
○…アウトドアが好きで60歳から登山を始める。「多い時は月に１、２回富士山に登ったよ」と誇らしげな表情を見せる。登山時に見る、高山植物の美しさに魅了されていた頃、町内の人に誘われ６年前から同団体の活動に参加。メンバーの多くが65歳以上。「みんなで集まって話をしながら花の手入れを行うのを“園芸療法”なんていうんだよ。バラの香りは認知症にもいいし」と話にも自然と花が咲く。「これからはチームの輪を広げることに注力していきたい」と更なる目標を掲げ、早速来年のオープンガーデンの準備に取り掛かっている。
○…先日、兄弟５人が集まり両親の墓参りに長崎へ。昔の写真を見て懐かしい時間を過ごしたそう。「時が経つのはあっという間」としみじみ。当時東京で学びたいという夢を応援し送り出してくれた両親にいい報告が出来た時間であった。
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