飲食店救済のクラファンを企画した、「MADE IN HANDS」代表の 阿部 和彦さん 綱島在住 34歳
来たくなる店を目指して
○…2カ月間のクラウドファンディングを振り返り、「資金集めだけでなく、お客さんや店舗同士の新たなつながりを生むことができた」と手応えを口にする。5月の連休中には店主同士でのオンライン飲み会を開催し近況を報告しあった。また活動中は常連客からも多くの協力や激励の声が。「飲食店は常連さんに支えられていると改めて実感した」
○…グルメ漫画が好きで、大学での一人暮らしで料理に熱中。しかし、「あえて全く違う世界を体験してみたい」と卒業後はIT企業に就職した。その後、都内の飲食店での勤務を経て、4年前に日吉の地にハンバーガーショップを出店。少し贅沢して落ち着いて料理を楽しむ店がコンセプト。「地元住民の拠り所となれるように。こういう店を待っていたと言ってもらえる時が嬉しい」と顔をほころばせる
○…茨城県出身。工場の街で育ち、幼少期は工作が好きだった。学生時代は車を走らせ友人らと海釣りへ。「釣る方の腕は全くだめ。結局市場で魚を買って帰って料理していた」と苦笑しながら回顧する。現在は、妻と2歳の子どもとの3人暮らし。週に一度の休みは子育てや家事、炊事に費やす。「大変なことも多いけれど、自分も協力しないとね」とイクメンの一面ものぞかせる。
○…モットーは店名にもあるように「作れるものは手作りで」。こだわりのソースはもちろん、パンも自家製だ。コロナの影響を受け、「今後は美味しいだけでは飲食業界で生き残っていけない。これからは健康面の需要も高まる」と、自身も含めスタッフ全員で食と健康の資格取得を目指している。「ようやくスタート地点。一人でも多くのお客さんに来てもらえるように頑張っていきたい」と力強く語った。
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