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港北区版 公開:2022年3月10日 エリアトップへ

pukutto食堂の店主で、「大倉山 春のcafe まつり」を企画した 坂口 萌さん 大倉山在勤 36歳

公開:2022年3月10日

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こうと決めたら一直線

 ○...3月末まで続く「大倉山 春のcafeまつり」を中心となって企画したのがこの人。参加した4店舗は、元々お互いの店舗を客として訪れるなど交流があり、不思議な縁がつながった。「コロナ下で『腐ってられない』と。今、分かり合える仲間ができて、一人で店のことを考えていた時と全然気持ちが違う」と明るく笑う。

 ○...福岡県福岡市生まれで、四姉妹の三女。幼い頃から「いい意味でも悪い意味でも、一度決めたら曲げない子と言われてきた」。中・高では受験勉強の傍ら、演劇にのめり込んだ。九州大学に進学後は、フランス語に夢中になり「留学費用のため、扶養家族を外れるほどバイトして」4年次の夏に仏へ交換留学を果たす。留学中は、国籍や人種の違う人たちと過ごす日常に刺激を受けた。「色々な意見があって当然ということを学んだ。予定調和のない意見交換が上手くなったかも」

 ○...大学5年目の夏に帰国して就活し、SEとして横浜で4年間勤めた後、もっと人と関わる仕事がしたいと、父の後を継いでいた姉の設計事務所を手伝うことに。経理や総務を担当しつつ、姉らスタッフの昼食を事務所内で作っていたことが、姉のママ友や取引業者にも広がり、現在の店舗の原型となった。2014年に三軒茶屋のかみむら食堂で一年間修業し、15年に開業した。

 ○...現在夢中になっているのは、バイク。周囲に反対される中、中型免許取得にまい進中。一昨年結婚して転居後、移動手段として原付バイクを買ってからその魅力に取りつかれた。大学時代にハマったお菓子づくり、幼少期からの「お米好き」が今の仕事にも生きる。前向きなエネルギーで、大倉山周辺を盛り上げる仲間を増やしていけたらと微笑んだ。

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